キャスケットとは?その特徴と魅力
キャスケット(仏:CASQUETTE、英:CASKET)とは、つば付きで頭をすっぽり包み込む丸い形が特徴の帽子です。
ハンチング帽の一種で、フランスでよく被られていた帽子です。
英語では「カスケット」といいます。
大人っぽく見えながらも、どこか愛らしい雰囲気を持っているため、子供にもとてもよく似合います。
主な特徴としては2枚、4枚、6枚、8枚などの生地で構成されたトップにツバ(ひさし)がついたものになります。
特に多いかたちは6枚か8枚はぎのもので、トップにボリュームと丸みがあるタイプになります。
キャスケットの特徴
- 丸みのあるシルエットやわらかなフォルムが、子供の顔を優しく引き立てます。
- 視界を遮らないつばのデザイン前方の視界をしっかり確保しつつ、日差しを程よく遮る工夫がされています。
- 季節を問わない素材展開春夏は涼しげなコットンやリネン素材、秋冬には暖かいウールやフリース素材が人気です。
キャスケットの種類
キャスケットの種類で、ニュースボーイキャップやペーパーボーイキャップといった呼ばれ方をするキャスケットがあります。
昔アメリカでキャスケットは新聞売りの少年がかぶる帽子として流行しました。
ベイカーボーイキャップ、またはベーカーボーイキャップと呼ばれるキャスケットもパン屋で働く子供たちがが被る帽子とされました。
これらの帽子は、トップのボリューム感に少し違いがあります。
ただ、基本的な形は同じで、19世紀から20世紀初頭には労働者や下級層の間で広く被られました。
キャスケットとハンチング帽の違い
キャスケットとハンチングの違いは、もともと同じような形から派生しているため、大きく差はありません。
キャスケットはフランスで発祥した帽子で、ハンチングはイギリスで発祥した帽子といった違いがあります。
典型的なもので比較すると、ハンチングが3枚はぎなどのトップで、スリムでスポーティーな印象でありますが、キャスケットは6枚はぎや8枚はぎのトップで丸みを帯びて、ふっくらとしたシルエットが特徴的です。
キャスケットとハンチングの違いにこだわるのは、日本特有とも言われています。
海外ではほぼ同じ扱いであるとも言われています。
キャスケットの魅力
• どんなコーデにも合わせやすいカジュアルからフォーマルまで、幅広いシーンで活躍します。
• 兄弟姉妹でシェアできるユニセックスデザイン男の子にも女の子にも似合う万能なスタイルです。
• 紫外線対策としても安心つば付きのデザインが、デリケートなお子様の肌を守ってくれます。
子供用キャスケットの選び方
キャスケットを選ぶ際には、素材やサイズ、デザインに注目してみましょう。
素材で季節にぴったりなものを
• 春夏:
通気性の良いコットンやリネン素材が最適。
汗をかいても蒸れにくいのが嬉しいポイントです。
• 秋冬:
ウールやフリースなど、暖かさを感じられる素材を選びましょう。
サイズはしっかりフィットするものを
• 子供の頭のサイズに合ったものを選ぶことが大切です。
ゴムやサイズ調整機能が付いたものだと安心して使えます。
デザインで個性を引き出す
• お子様の個性や普段のスタイルに合うデザインを探すのも楽しみのひとつ。
無地、チェック柄、リボン付きなど、たくさんの選択肢があります。
キャスケットに似合う子供コーデ5選
キャスケットを上手に取り入れることで、普段のコーディネートがぐっとおしゃれになります。
ここでは、簡単に取り入れられるおすすめスタイルを5つご紹介します!
1. 元気いっぱいのカジュアルデニムコーデ
デニム素材のキャスケットにデニムジャケットを合わせて、足元は白スニーカーで元気よく仕上げましょう。
ポイント:シンプルなインナーを合わせることで、爽やかさが際立ちます。
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落ち着いた印象のデニム素材に、洗練されたストライプ柄が映えるキャスケットです。
ブラウンのベルトがアクセントとなり、カジュアルながらも上品な雰囲気を演出します。
サイズ調整が可能で、長く愛用できる実用的な一品です。
2. 特別なお出かけにもぴったり!フォーマルスタイル
ウール素材のキャスケットにベスト付きシャツとチノパンを合わせて、ローファーで仕上げれば、発表会や食事会にも最適なスタイルに。
ポイント:キャスケットが程よく華やかさをプラスしてくれます。
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落ち着いたグレーのヘリンボーン柄が特徴的な、クラシカルな雰囲気のキッズキャスケットです。
シンプルながら上品な印象を与えるデザインで、どんなコーディネートにも合わせやすい一品です。
素材は柔らかく、お子様の頭にやさしくフィットします。
サイズ調整可能なアジャスター付きで、成長に合わせて長く使えるのも魅力的です。
3. 女の子にぴったりのガーリースタイル
可愛いワンポイントアクセント付いたキャスケットにフリルワンピースを合わせて、かわいらしさ全開!ポイント:ワンポイントアクセントなど、細かいディテールがコーデを引き立てます。
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シンプルながら存在感のある赤色が印象的なキャスケットです。
柔らかな素材を使用しており、お子様の頭にやさしくフィットします。
サイドのワンポイントがアクセントとなり、カジュアルな装いにも上品な雰囲気を演出できます。
4. 公園やアウトドアにおすすめ!スポーティコーデ
UVカット機能付きのキャスケットにロゴTシャツ、ショートパンツ、スニーカーを合わせたスタイル。
ポイント:動きやすさと機能性を重視しながら、カジュアルなかわいさを演出できます。
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かわいらしい子供向けのキャスケット帽子です。
柔らかな素材で頭にフィットし、つばがついているので日よけにもなります。
季節を問わず使える万能なデザインで、お出かけやイベントにぴったりです。
5. 自然体が魅力のナチュラルコーデ
キャスケットにゆったりトップスとワイドパンツを合わせ、足元はサンダルでリラックス感をプラス。
ポイント:自然な素材感とシンプルなデザインが心地よさを引き立てます。
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コーデュロイ素材を使用した上品な印象のバケットハットです。
つばの部分には可愛らしい刺繍が施されており、子供らしい愛らしさを演出します。
アジャスター付きで頭囲のサイズ調整が可能なため、成長に合わせて長く使用できます。
キャスケットのお洒落なかぶり方について
トップの大きさが大きく深いタイプは、耳まで隠して被ることもありますが、トップが小さく浅いタイプは耳を出して被ります。
男の子はキャップなどのように目深にかぶる方がかっこいいですが、女の子の場合は少し顔を見せるようなかぶり方の方が明るくかわいい感じになります。
最近ではキャスケットのお洒落なかぶり方の一つとして、前と後ろを逆にかぶるバック・トゥ・フロントというかぶり方が流行ってきています。
つばが後ろになり、トップが大きいのでベレー帽のような印象になります。
キャスケットはベレー帽と同じくクラウン(トップ部分)のボリュームを左右前後にずらすことによって帽子の表情や見え方が異なるため、子供の個性に合わせて角度を変えてみても良いでしょう。
キャスケットの似合う人や顔の形について
キャスケットは、丸みのあるシルエットやトップにボリュームがあるタイプであれば、丸顔や卵型の顔の子供によく似合います。
キャスケットの形によっては、面長の人や四角顔、ホームベース顔といった顔の子供でも似合うことはありますが、丸みのあるシルエットが多いので顔の輪郭とのバランスに注意してください。
良かったらこちらの記事も参考に顔の形に合った帽子を探してみてください。
キッズ帽子で小顔に見える? 子供の顔型別おすすめ帽子スタイル
キャスケットの保管方法
キャスケットのツバ部分は汗染みに注意
キャスケットはキャップなどと同じように、ツバとクラウン(頭部分)の接合部分に汗染みができやすくなります。
額(ひたい)部分にかいた汗が染み込んで、紫外線を浴びると化学反応をおこして汗染みや黄ばみになってしまったり、汗によるダメージで素材を傷めてしまったりすることがあります。
キャスケットのお手入れ方法は?
キャスケットは、ライナーテープなどの汗取りシートをあらかじめキャスケットのスウェットバンド部分に貼っておくことで、未然に汗が染み込むのを防ぐことができます。
汚れたら取り外して洗濯します。
水に濡らして固くしぼったタオルでこまめに汗のついた部分を拭いたりすることが大事です。
汗が帽子を汚してしまう原因となるので、できるだけ汗が帽子に染み込んでしまう前に拭きとりましょう。
アンチバクテリアスプレーなどのスプレーや市販のアルコールスプレー、消臭スプレーなどで消毒することもキャスケットのケアにつながります。
(スプレーをかける場合はまずは裏地などで目立たないところでテストしてからにしてください。
)
キャスケットの洗い方や干し方
キャスケットの洗い方は、洗濯機に入れるのではなく、洗面台などにぬるま湯とおしゃれ着用の洗剤や中性洗剤を入れて、手洗いするのが良いでしょう。
しっかりとすすいで洗剤を落とした後は、日陰で風通しの良い場所で、中に新聞紙などの詰め物をしてかたちを整えて干すのが良いでしょう。
(新聞紙はインクがにじみ出ないことを確認してから詰めるようにしましょう。
)
洗濯バサミでつるすのは型崩れの原因になるので、やめましょう。
帽子の手入れ方法について、東京帽子倶楽部に素材別の手入れ方法が記載されています。
素材によってはこちらの記事も参考に手入れをしてみてください。
キャスケットでお子様の毎日をもっとおしゃれに!
キャスケットは、デザイン性と機能性を兼ね備えた優れもの。
普段のお出かけや特別な日の装いに、ぜひ取り入れてみてください。
きっとお子様のおしゃれの幅が広がり、笑顔も増えるはずです。
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子供の頭のサイズは年齢を重ねるごとに徐々に大きくなっていきますので、1年に1回は測るようにした方が良いです。
頭のサイズの測り方については、下記の記事を参考にしてください。
【キッズ帽子サイズ確認の決定版】 お子様の年齢別・帽子サイズガイド
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